姫のお友達ママに会う
姫のお友達のことは、
学校でみんな集まって説明された。
私はそのことをとても心配していた。
お友達とは保育園の時から仲良くしてもらっていた。ちびっこの2人はいつもお隣同志。
何をするにも一緒のことが多かった。
人見知りの私もママとは話しやすかった。
小学校に入ってクラスは違ったけど、昨年のお祭りは一緒に見て回った。2人ともとても楽しそうに仲良くはしゃいでいた。
学校から帰ってきて姫に聞いてみると、
「○○ちゃん、お熱でお休みしてるんだって」
。。。
理解できなかったのか、そう思おうとしているのか、小学1年生なりに何を感じたのかわからなかったので、私はそれ以上何も聞かなかった。
少し前に○○ちゃんのママが気がかりで一度ラインをしたが、まだ会いに行く勇気はなかった。
でもしばらくして私のところへサインがあった。
6年間勤めた職場ではじめて見た。
お友達と同じものを身に付けていた。
思わず声をかけてしまった。
学生さんでたった3日間だけのお手伝い。
このタイミング。
あ、今なんだと思った。
姫にはまだ話せていないので、
私一人でお線香をあげに行くことにした。
お家へお邪魔するとお友達の大きな写真がすぐに見えた。それだけで胸がいっぱいになった。
リビングにはパパとお姉ちゃんがいた。
静かな時間が流れていた。
私はお菓子をお供えしてお線香をあげて、
○○ちゃんにごめんねと伝えた。
お別れに行けなくてごめんね。
姫を連れてきてあげられなくてごめんね。
今度は必ず姫を連れてくるね。
そう約束した。
お友達のママは○○ちゃんと一緒にいる時の雰囲気のままだった。
まだ実感がないと言っていた。
それは私にもわかる。
だって昨日まで元気だったから。
お友達も旦那っちも。
そしてお互いに胸の内を話した。
とてもフラットに。
素直な気持ちを。
偶然にも同じ時期に家族を失い、
他の人には言えないことも、
言葉を選ぶことなく普通に話せた。
わかるとは口に出しては言わない。
まったく同じではないし。
でも経験者の言葉は誰の言葉よりも
私の気持ちを落ち着かせた。
帰った後、○○ちゃんママからお礼のラインをもらった。
○○は神様から7年間お借りした天使だったのではないかと感じています。
親子って生まれる前から繋がってるんだなぁ。
○○ちゃんはこのお家に生まれたことが、
一番の幸せだったんだと私は思います。
旦那っちはどうだったのかな。。。
幸せだったかな。
私幸せにしてあげられてたかな。
私じゃない誰かの方が良かったんじゃないかって思ってしまう。
普段は強気だけど本当の私は弱いんです。