2018年5月のブログ記事
-
-
今は夢の中なのか、現実なのか。 病院から電話がかかってきたのが、昨日のことのようにも感じるし、ずーっと前のことのようにも感じる。 時間の概念がない世界。 時間の流れ方が、私たちだけ違う。 旦那っちと一緒にいられる最後の日。 急に襲ってくる行き場のない思い。 何でこんなことになったの? 私のせい? ... 続きをみる
-
-
明るくなって旦那っちの顔を見たら、 穏やかな顔になっていた。 やっと帰ってこれて、 一緒に眠れて安心したのかもね。 この日、私は比較的穏やかな気持ちで、 朝から王子と姫と三人で 枕団子とご飯の用意をしました。 お団子は六道へ行く旅のおとも。 私が説明書きをよく読んでいなかったため、 かなり小さなお... 続きをみる
-
-
-
すぐに家には連れて帰れなかった。 検視が終わらないと帰れないらしい。 明日の朝、警察へ迎えに行くことになった。 旦那の実家に葬儀屋さんが来た。 「どんどん決めなきゃいけないの。 そういうものなのよ。」 病院で一番泣いていた義母は言った。 葬儀? 誰の? 頭がはたらかない。 よくわからないまま話が... 続きをみる
-
警察が来た。 王子には一緒にいてもらった。 事故だった。 頭を打った。 頭蓋骨が割れるほど。。。 だから、痛みは感じなかったと思う。 一瞬の出来事で 本人もわからなかったんじゃないかな。。。 話が終わると小さな待合室で 王子と2人きりになった。 王子「なんか肩重い」 私「○○くん乗ってんじゃない?... 続きをみる
-
姫(娘)を呼ばなきゃ。 パパに会わせてあげなきゃ。 連れてきてもらうよう頼んだ。 旦那っちの胸に顔を寄せた。 旦那っちの匂いはしなかった。 薬の匂いがした。 頭以外はどこも怪我をしていなかった。 体の下に敷いているシーツが赤く染まっていた。 この状態で姫に会わせることはできない。 キレイにしてもら... 続きをみる
-
病院には義父母と王子(息子)が 私を待っていた。 主治医が出てきた。 「脳の損傷が大きく、 施しようが有りません」 ????? え? 「最後に会われますか?」 最後? どういうこと? 嫌だ。 最後なんて嫌。 義母に支えてもらいながら中に入った。 頭に包帯ぐるぐる巻かれた旦那っちが そこにいた。 ... 続きをみる
-
-
-