こんなときに誕生日
母さん誕生日だね。また歳とったね。
王子が気づいて言ってくれた。
これから私だけが歳をとっていく。。。
王子は大学受験の真っ最中だった。
そんな中でこんな事態。
この日、センター試験の発表だった。
ダメだった。。。あーそうか。
一般で受かってればいいなと思っていたら、
あれ?あれ?って王子。
一般受かってる!
えっ?本当?!
やったー!って抱きあって喜んだ。
王子すごいよ、○○くん!
王子は旦那っちに自慢していた。
旦那っちのいとこが田舎から来てくれた。
兄弟も揃って賑やかだった。
旦那っちが大好きだったいとこや兄弟。
そこに旦那っちがいないことに気づいてしまった。
隣の部屋で眠っている。
話に入りたいだろうな。。。
悲しくなって涙が出そうになった。
王子がみんなに合格の発表をした。みんなからお祝いの言葉をもらい自慢げだった。
義母が旦那っちだって優秀だったと負けじと話をしていた。こういうカワイイ義母が私は大好きだ。
夜は王子の友達が来てくれた。久しぶりに話できて嬉しかった。ありがとね。
あとから友達ママも来てくれた。何もかわらないから、実感ないんだ。そう伝えた。
みんなが来てくれて、私の誕生日は寂しくなかったよ。
来年、まだ私が生きていたら、
○○くんと同い年になるのか。。。