天使になってもお友達
土曜日の昼下がり。
姫が突然、
「○○ちゃん死んじゃったねー」と言い出しました。
?!
なんの前触れもなく。
会話の流れでもなく、
唐突にです。
私はまだ話はしていませんでした。
一瞬どう答えようか迷いましたが、
「そうだねー」
と普通に返事しました。
すると、
「えっ?死んじゃったの?!」
と聞き返されました。
なになに?
今、自分で言ったよね?
「誰かから聞いたの?」
「誰からも聞いてないよ」
???
本当は知っていたのか、直接聞いたわけではないけど、誰かの会話が聞こえてきたのかはわかりません。
「パパと一緒だね。
お手紙書いてチーンしに行きたいね。」
そうだねー
やっと会いに行けるね。
次の日は予定があったので、来週行くことにしました。そして、伺った日に聞いたのですが。。。
姫が言い出した次の日が納骨の日でした。
そういうことか。。。
呼ばれたんだね。
すぐに行けなくてごめんね。
二人でお線香をあげに行きました。
姫はいたって今までと何も変わりません。
たくさんの飾られていたお友達の写真を見て、「○○ちゃんカワイイーー」と言っていました。
○○ちゃんのおもちゃで
○○ちゃんのお姉ちゃんと遊んでしました。
3人でいるように。
ママの気持ちは晴れることはなく、いまでも自分の決断したことが良かったのかわからないの。考えても答えが出ないと言っていました。
答えの出ない決断こそ辛いものはありません。私以上に深い悲しみがあるんだと思います。
姫ちゃんがもらってくれたら喜ぶわーと言って、お友達のぬいぐるみを一つもらいました。いつも一緒に遊べるね。
お友達ママは姫に聞きました。
「○○は姫ちゃんの夢に出てくる?」
「この前一緒に遊んだよ!」
「そうなんだー。ママの夢には出てこないの。今度出てきたら、ママの夢にも来てって言っておいてね」
「わかった!」
そんな会話をしていました。
いまでも姫はお友達と遊んでいます。