しばし死んだことを忘れる
最近旦那っちの食べるときの
くちゃくちゃする音が気になっていた。
食事のマナーは人一倍気にする人だったので、
ちゃんと教えてあげた。
「なんかくちゃくちゃ聞こえるよ。
ちょっと気にした方がいいよ。」
「本当?気を付けるね」
そう言っていた。
その話を義妹にしたら、
「言ってあげた?」
「うん、言ったよ。早食いだからかなぁ。
歳だからかなぁ。もう1回言ってあげよう」
???
あ、いなかった。
なんとも苦笑い。
なんかのきっかけで考え込んで、あーでこーで、もしかしたら私も力になれるかもしれない。よしっダメもとで聞いてみよう!
あ、もう死んじゃったんだ。
考えても本人いなかった。。。
そんなことがちょこちょこある。
まだなんとかしようとしてる。
出来なかったことを
どうにかしたいと思ってる。
私の思考回路には
生きてる旦那っちが組み込まれている。
現実逃避ができるようになって、
それ通り越して
もはや死んだことは
なかったことにしようとしてるかな?
自分のことなのに、
自分の頭の中がわからなくなってしまった。
どこかネジが外れたのか?
ネジどころじゃないか。。。
きっと原型をとどめていなかったろう。
大破してどこから手をつけていいのかわからなかったけど、かろうじて動いているから、思い出しながら少しずつ元の形に近づけてはいたものの。。。
所々、部品もネジもなくなった。
本来そこではない別の場所で、機能してるかわからない部品もあるだろう。
外れてしまった部品は代用品も使っている。
だから。。。同じようでも違うんだ。
私の頭の中は今までと同じようには動かない。
想像通りにはいかなくなったんだ。
旦那っち生きてる設定が
まだどこかに残ってる。
きっと動かなくて残された部品は、
たまに動き出すんだ。
だから私は勘違いしてしまうんだ。
嬉しいような悲しいような。。。
まだフワフワしてんだな。
しばらくは何もしないで
そのままでいよう。