今日が人生最後の日

大好きな旦那っちに逢いに行くその日まで。。。

小6旦那っちの大切なもの

寝ているあの人に手を引かれました。


「ちょっと。。。」


私は横になって添い寝しました。


指だけを絡めて

何も言わず


そして目が覚めました。


あまり大きくなくて

ゴツゴツした指


よーく覚えています、あの手


何か言いたそうだったな

指の動きで感じたよ


「ちょっと。。。」の続きは

「いいかな」と聞こえたような気がしました。


もうすぐ命日

私は義母にずっと渡せずにいました。


旦那っちの定期貯金

どんなにピンチでも

解約しなかった定期貯金


姫を妊娠した時に

旦那っちは保険に入りました。


妊娠中2人で休みの度に相談窓口へ通い

2ヶ月位かけて決めた保険


その保険に助けられて

今、生きています。

姫も王子も私も


でも義父母は。。。

だから最期の親孝行

旦那っちの代わりに


見つけたんです。


旦那っちが小学6年生の時に

未来の自分宛てに書いたハガキ


将来なりたいものや好きなもの

いろいろ書いてある中で


「あなたの大切なもの」そこには


「お金」「お母さん」


と書かれていました。


やっぱり!


大事なお金を

大切なお義母さんに渡してね


そういうメッセージだと受け取りました!


話があるからと言って

義母を家に呼びました。


手術のこと

仕事のこと

住まいのこと

義父のこと

子供たちのこと


一通り話を聞きました。

お義母さんの気持ちを聞きました。


私はお義母さんの気持ちを

一番大切にしたかったから


家族は心配だからこうした方がいいと

必ず言うけれど


お義母さんの思うように

出来るところまでさせてあげたい


しんどかったらまた

その時考えればいいと思います。


人は死ぬときは死にます。


それは病気になった義母に限ったことではなく

誰にもまさかがあるからです。


だったら

本人が一番やりたいように

生きたいようにするのが一番


自分が決めたことだもの

納得がいくはずです。


誰のものでもなく

自分の人生なんですから


私はそれを

応援するだけです。


ずっと渡したかったものがあると切り出して

義母に渡しました。


「○○くんのお金だから

 お義母さんに持っていてほしいの。」


受け取れないと義母は涙をこぼしましたが

これだけは譲れなかったので

ここ一で粘りました!


「誰のために使うかは自由。

 自分に使う気がないなら

 義妹のためでも姫のためでもいい。

 預かっておいて」


そう伝えました。

姫の近くにいたいという義母の気持ちは

痛いほどよく分かります。


だって私たちは

どこにも行きようがない悲しみを


元気な姫と一緒にいることで

吹き飛ばそうと必死に生きているんですから


○○くん

お義母さん頑張るって


ちゃんと見守ってあげて


お義母さんの笑顔が

いっぱい見られるように


私に出来ることをするからね


夢の中で言いたげだったけど

お金のことだった?


言いにくかった?


あれであってたかな。。。

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