今日が人生最後の日

大好きな旦那っちに逢いに行くその日まで。。。

頭に棲みついた日常

繁忙期

遅いご飯を食べた後


リビングに寝転んだ。


真ん中にゴロゴロ


まったく邪魔な私


テレビに目は向けているが

私の頭には違うものが見えていた。


「ただいまー」


トットットッ


「ただいま」「おかえり」


ゴトッ リュックを無造作に置く


「ビールある?」


「うん」私は寝転んだまま答える


ジーンズを脱いで着替える


動けない私はゴロゴロ転がりながら

あの人のズボンを引っ張る


あの人は何も言わない


面白くないからもっと引っ張る


半分お尻が見える


姫が笑う


「おいー ケツが見えるだろ」


お尻が見えて

やっと反応する


ズボンは上げずに

そのままビールを取りに行く


そんなやり取りが見えた。


寝転んだまま固まって

泣きそうになる


忙しすぎてバグったか


固まった私を見て

姫が不思議そうにきいてきた。


「どうしたの?」


今でも「ただいま」を待っている


足音も声も空気も忘れられない


鮮明に思い出す

×

非ログインユーザーとして返信する