今日が人生最後の日

大好きな旦那っちに逢いに行くその日まで。。。

姫からの電話 入院2日目

退院から転院まで

王子が付き添ってくれた。


姫の手を握って

一緒に側にいてくれた。


先生からの話を一緒に聞いてくれた。


ありがとう


でも今日は試験だったらしい

卒業は出来ないと思うと言われた。


王子は試験よりも

姫と私の側にいることを選択した。


病院から帰って

家に入った瞬間、涙が溢れた。


悔しくて悲しくて苦しくて寂しくて

涙が溢れた。


姫の学校から着信があったけど

話をする気力がなかった。


義母と義妹にだけ

報告のLINEを入れた。



17日ぶりの自分のお布団


私の枕の隣には、姫の枕があった。


自分の枕を思い切り殴った。


何度も何度も


やり場のない思いを

物にぶつけた。



今日は午前中動けなかった。


身体も心も重たかった。


姫の荷物を届けないと


足りない物を買い揃え

バックに入れて病院に向かった。


荷物と引き換えに

姫の様子を聞いた。


眠れるお薬を飲んで夜眠れた。

オシッコの管を取って

トイレに行けるようになった。

気配を感じている様子はない

散歩も出来た。


少しだけ安心



非通知の電話


「ママ」


姫からだった。


弱々しい小さな声


泣かないように我慢した。


姫は自分の大切な物を

奪われることを心配していた。


家にある物

私の記憶

家族の思い出


「ママ、姫の名前覚えてる?」


忘れるわけない

なんて悲しい質問だろう


名前を即答してあげると

姫は安心する


いつものママだった。

ママに電話してよかった。



ママ大好き



ママも姫が大好きだよ




一緒に頑張ろう


今は辛いけど


笑顔を取り戻すために


ママは負けないよ

×

非ログインユーザーとして返信する