また担任から電話があった。

「給食を止めた方がいいと思うのですが

　手続きしてもよろしいでしょか」

給食？

勝手に止めれば

「いいですよ」

「では、いつまでがいいでしょうか」

知るか

「わかりません」

この人なんなの？

昨日、話したこと

私がどんな思いで聞いてたかわかってる？

「いつになるかなんて、わからないんですけど」

イライラした

「そうですよね。

　では3学期中は止めておいてよろしいでしょうか」

「はい。お願いします」

私が何にイライラしているのか

分からなかったようだ。

なんで怒ってるんだろう？

そんな口調だった。

この人、事の重大さをわかってない

姫や私を気遣う言葉がない

うわべだけの「心配ですね」しか

言わない

もう、この人と話すのはやめよう

他の先生方に共有してるって言ってるけど

どんなふうに伝えてるのか当てにならない

校長や副校長に話をしよう

今日は姫から2回電話があった。

「ママ今ひとり？」

「うん。一人だよ」

「じゃあ、姫と同じだね」

「ママは幽霊（人の気配）見えないの？」

「見えないよ」

「見えないんだ。。。

　姫、いつ退院できるのかな？」

「そうだね。幽霊がいるなら、

　まだ元気じゃないんだね。

　元気になったら退院できるよ。」

　ウソはつかない

　でも否定もしない

そんな話は、悲しくなる事もあるけれど

それよりも姫の声が聞けるだけで

私は元気をもらえる

だから、いつも

「電話してくれて、ありがとーね。

　また電話してね。」

ホントの気持ちを伝える

「ありがとう」

私のこと心配して

かけてきてくれてるのかもしれない

やっぱり

姫は優しい子だった。