今日が人生最後の日

大好きな旦那っちに逢いに行くその日まで。。。

地獄の入口

朝か。。。

やっぱりあれは本当だったんだ。。。

泣きながら起きる朝。

目なんか覚めなければいいのに。。。


姫は今日から学校。

なんでお休みしてたの?とお友達に聞かれて、

姫に答えさせるのはどうかと思ったので、

担任からみんなに話をしてもらっていた。

大好きな学校に行けると嬉しそうだ。


パパ行ってきまーす!


姫の言葉にドキッとする。


姫は元気だ。

私が笑っていれば。。。


気を付けてねと送り出す。


私も今日から出社する。

あの時の時間が近付いてくる。

私が調度出かける時間。

苦しい。。。


毎日通るあの場所。

泣き顔を隠すためのマスク。

息が荒くなる。

頭がぐるぐるする。

泣きながら会社に向かう。


みんなの日常。

私のつい最近までの普段の通勤。


前を向けない。

前を向いても

2メートル先くらいまでしか見えない。

行き交う人がぼやけて見える。

色がなくグレーの世界。


ここはどこなんだ?

これがいつも歩いていた道なの?


世界が変わってしまった。

そうじゃない。

私が変わってしまったんだ。


家に帰ろうという発想もできなかった。

フラフラと体が覚えていた会社に辿り着いた。


ご迷惑おかけしました。

泣きながら上司に話をした。

無理しないように

何でも相談にのるからと言われた。


どうしたらいいかわからなかった。


抜け殻になった私は、

ゆっくりゆっくり仕事を始めた。


大変だったね。

大丈夫?

優しい気遣いが辛い。

泣かないようにするために必死だった。


それでも何度もくる感情の波。

そのたびにトイレにこもる。

声を殺して泣く。


誰とも話せない。

顔を見られたくない。

一人になりたかった。


まともに仕事が出来ないまま定時にあがった。

泣きながら

旦那っちの帰ってこない家に帰った。

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