今日が人生最後の日

大好きな旦那っちに逢いに行くその日まで。。。

ちゅらさん

結婚して

王子を保育園に入れる年の

朝ドラでした。


ずっと見たかった。。。


あの人が沖縄に憧れるようになったきっかけが

ちゅらさんだったと思います。



とにかく国仲涼子さん演じるえりぃが

まっすぐで愛に溢れていて


みんなを笑顔にしてくれる

沖縄のティダ(太陽)のような子でした。



山田孝之くん演じるえりぃの弟

恵達もカワイかったわーー



とても明るいドラマです。


でも物語の始まりは

大切な人の死


だから物語の根底に

ぬちどぅたから(命は宝)がありました。


今回、見た私は

ある登場人物と気持ちがリンクしました。


真野響子さん演じる上村静子です。





えりぃの家は

沖縄の小浜島で民宿をやっていました。



ある日東京から

病気の我が子の最後の願いを叶えるために

母子が小浜島へやって来ます。


その母親が静子です。


小さな頃から兄の和也くんは入退院を繰り返し

家族での楽しい思い出はなかったようです。



過剰に心配する静子さん



それでも温かく向かい入れてくれる

えりぃ達家族に


必至で笑顔でいようとします。


小浜島へ来て和也くん達は

素敵な時間を過ごします。


和也くんが

えりぃや文也くんと全身で楽しむ姿


今まで見たことなかった我が子



そんな姿を残しておきたい


無我夢中でシャッターを切ります。







和也は大人になったら

文也(弟)とえりぃが結婚すればいいな

そうふたりに言います。


みんなの願い届かず

和也くんは逝ってしまいます。


ふたりは子供ながらに結婚の約束をして

お別れをするのです。


静子は最後に

えりぃ家族にお礼を言って帰ります。


 えりぃの母親勝子に

「また来てくださいね」と声をかけてもらうも


「もうここへは来ません」そう答える静子



「思い出がありすぎるから」


 そう言って謝りました。


 痛いほど分かります。


小さくなってしまった我が子を抱いて

東京へ帰っていく静子



その後の物語はえりぃ家族の

なんくるないさの日々が描かれていきます。


描かれていないその裏で

上村家族の苦悩は続くのです。


後に文也くんと再会した時に知るのですが


上村家は和也くんが亡くなった2年後

父親を事故で亡くしていました。


残された家族の悲しみが深く

たくさんの葛藤があったに違いありません。


話は飛んで

運命的にえりぃと文也くんは結ばれ

結婚する事になります。


結婚式では

えりぃのブーケトスの際に


静子は息子にボソッとこう言います。


「私はダメなのかなぁ」




こういう静子さんの可愛らしいところが

私は好きです。


母親だって独り身なんだから

参加してもいいですよね?!


そして、息子夫婦に寂しいだろうと

同居しようと迫られるも


静子は断るのです。


「第二の人生を始めるんだから」そう言って。




「これから楽しむの。恋をしたりとかね。」


えりぃと文也くんはポカンとしますが、

そんな事を言えるようになった自分の事を


静子はとても好きなんだなぁと思いました。


旦那さんが亡くなって、

10年以上経っています。


私も10年も経てば。。。


そんなお茶目な事を言えるのかなぁ

誰か素敵な人が現れたりするのかなぁ


寂しさばかりを抱えているのではなく

温かい幸せを抱いていたらいいなぁと思いました。


やがて、えりぃと文也くんに

子供ができます。


その子供にふたりは「和也」と名付けたい

そう思ったのです。


きっと静子の気持ちは複雑だろう


ふたりは静子に「どうかなぁ。。」と

相談します。


静子は「嬉しい。ありがとう」


そう言うのです。


和也が心の病を抱えてしまうと

えりぃは和也とふたり

小浜島へ向かいます。


静子は反対します。




あの時とは違う

私が産んだ和也は死場所に小浜を選んだの

だから嫌だな


それでも静子は思い出すのです。


我が子のために何かしてあげたい

何も出来ないけどしてあげたい


誰より痛いほどに

えりぃの気持ちが分かっていました。



自分の悲しい気持ちよりも

応援したい気持ちが大きくなった静子




そして。。。






「来ちゃった」と

可愛らしい笑顔で小浜に現れるのです。




きっと月日が経って

そう思えるようになったんだなぁと思いました。


気持ちが刺々している時を脱したから思える

素敵な気持ち


私も10年自分の気持ちと向き合い

大切に毎日を過ごせたら


まわりの人たちと

分け隔てなく

ただ笑い合える日が来るのでしょうか


静子さんみたいに

素敵な笑顔で歩き出せるのでしょうか


そうであって欲しい

そうなりたい


ちゅらさんを見て、そう思いました。


きっと静子さん目線で物語を見ている人

少ないですよね^^


いろんな意味で

強いメッセージを持ったドラマだったんだなぁと

改めて思いました。


大好きな脚本家

岡田 惠和さん


このドラマに出会えた事に

感謝します。

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