二丁目デビュー

今日は一人か。 帰っても誰もいない。 姫も王子もお友達の家にお泊まり。 残業して会社を出て フラフラしながら駅に向かった。 帰りたくないなぁ。。。 家路にはつかなかった。 一人で夜出かけるなんて 何年振り？ そもそも一人でなんて 夜出歩いたことなんてあったっけ？ 誰かとは一緒だったから 一人は初め... 続きをみる

ブログをはじめる

3ヶ月が過ぎた。 相変わらずみんなの時間の流れと 違うところにいる。 浮き沈みが激しくて びっくりしてしまう。 頭の中はまだ散らかっていて 片付けられない。 部屋の中と同じだ。 あの日から片付けられなくなった。 死別ブログを覗かせていただいている。 皆さん思うところを綴っている。 私もやってみよう... 続きをみる

おとしごろ

今日はダメな日だった。。。 なんとなく調子が悪かった。 仕事中、 旦那っちがちらつき始めた。 気持ちをそらそうとしても ダメだった。 できなかった。 あれよあれよという間に 深くて暗い底まで沈んでしまった。 もがいてももがいても 上に上がれなくて 息ができなかった。 急いでトイレに駆け込んだ。 ト... 続きをみる

かけこみ七五三

ずっと写真撮ろうねといって、 できていなかった七五三。 8歳になる前にやらねば。(もうすぐなので) 姫が３歳の時は、 近くのスタジオアリスで写真を撮りました。 お参りには行っていません。 王子5歳の時は 明治神宮へお参りに行きました。 もう14年も前の話です。 家族写真が残っていますが、 王子も旦... 続きをみる

終活はじめました

こんなに早く終活を始めるとは 思ってもみなかった。 いつ逝ってもいいようになんて。 そんなことずーっと先の話だと思ってた。 でも変わってしまったんだ。 あの日から。 旦那っちのことがあって、 意識するようになった。 もう後悔するのは嫌だから。 今やりたいと思ったことを やってみよう。 やりたくない... 続きをみる

旦那っちの愉快な仲間たち

直前まで働いていた職場の子と お墓参りに行ってきました。 彼女連れて行きます！ ってオイ！ ちょっとは気使えよ！ と笑ってしまいました。 その彼女も仲良かったみたいだから、 よしとするか。 ということで 私はもっと昔仲良しだった旦那っちの仲間に 亡くなったことを伝え、 一緒に来てもらえないかと誘っ... 続きをみる

現実逃避

やっと少ーし、 逃げることができるようになってきた。 毎日旦那っちから追いかけられて、 逃げられなくて(だって一緒にいたいから)、 ガシッて捕まって どっぷりのまれる。 それがいいのか悪いのかもわからず、 わざとそうしているのかもわからず、 どこに自分を置いていいのか、 何もわからずに悲しみに襲わ... 続きをみる

姫を楽しませるのだ

ゴールデンウィーク後半。 姫と出かけた。 近場だけど。 まずはスーパー銭湯。笑 近くにあるのに１回も行ったことなかった。 大きなお風呂、キモチイイ。。。 露天風呂に出たり入ったり。 イイネー お風呂から上がったらビール！ グビグビグビ うますぎるーー 姫の顔、笑顔。 ヨシッ 次の日はネコカフェ。 ... 続きをみる

脱マスク

5月1日 マスクとってみました。 だいぶ進歩です。 でもメガネはかけよう。 なんだか顔を隠すものがないと 落ち着かない。 見られるのも嫌だったし。 誰も見てないか。 挙動不審だったのもなおった。 普通の人風にはできる。 まだ風だけど。 ゴールデンウィーク前半は、 姫と２人で実家に帰った。 実母が心... 続きをみる

新盆

新盆？ はて、何をすればいいのか。 さっぱりわからなかったので、 義母に便乗する事にした。 合同法要へ出席して お迎え火と送り火を焚いた。 王子不在の中、 姫と２人で家に帰った。 旦那っちと一緒に飲もうと思って 獺祭のスパークリングを購入。 姫と3人で一緒に飲んだ。 姫はカルピスだけど。 パパが帰... 続きをみる

いつでも会える

思わずにはいられない。 会いたい。。。 泣いてしまうから 必至に会いたい気持ちを隠そうとするけど、 大きすぎて隠れない。 二度と会えないんだ。。。 もう会えないんだ。。。 そう感じてしてしまうと 止められなくなってしまう。 そして大きな波にのまれてしまう。 二度と会えない。。。 会いに行きたい。 ... 続きをみる

あの波

何がきっかけかは分からない。 だいぶ落ち着いてきたと思っていたのに。 2メール先から5メール先位まで 見えるようになっていたのに。 会社帰りにスイッチが入ってしまった。 気付いたときにはもう足元は沈み始めて、 周りはもちろん見えなくなって、 呼吸は荒く苦しくなって、 右側の頭の裏側が 異常なくらい... 続きをみる

姫のお友達ママに会う

姫のお友達のことは、 学校でみんな集まって説明された。 私はそのことをとても心配していた。 お友達とは保育園の時から仲良くしてもらっていた。ちびっこの２人はいつもお隣同志。 何をするにも一緒のことが多かった。 人見知りの私もママとは話しやすかった。 小学校に入ってクラスは違ったけど、昨年のお祭りは... 続きをみる

せせらぎさんのブログ

こんなに苦しくて みんなどうやって生きているんだろう。 同じ経験をした人はどうしているんだろう。 何でもいいから ヒントが欲しかった。 そして、死別のブログに辿り着いた。 自分と同じ思いの人がたくさんいた。 こんなにも悲しい思いをしている人が。 自分だけが別世界にいると思ってたのに、 そうではなか... 続きをみる

前に進む力

子どもってスゴい。 毎日泣いてばかりの私とは違う。 新しい一日を進んで行く。 ぐいぐい切り開いていく。 私はそれに引きずられて、 少ーしだけ明るいところに行くことができる。 王子は大学で新しい仲間たちと充実した毎日を送っている。姫も勉強に友だちに、自分で答えを見つけ出し泣いたり笑ったり忙しい毎日を... 続きをみる

新しいステージ

めちゃイケが終わった。 最近ぱったり見ていなかったけど、 大好きだった長寿番組。 メンバーにいろいろあったように、 私達にもいろんなことがあった。 20代、30代、40代を一緒に過ごした番組。 終わると知ったとき考え深かった。 めちゃイケは僕の青春でした！　 岡ちゃんはそう言った。 私の青春は高校... 続きをみる

順番はない

本当にもうわからない。 寿命に順番なんかない。 義父母より旦那っちは先に逝ってしまった。 姫の友だちは7歳だった。 次は私かもしれないし、 王子かもしれないし、 姫かもしれない。 考えたくないけど、 何が起こるかわからない。 誰も身内が突然いなくなるなんて 思っていない。 でもそれは突然やってくる... 続きをみる

彼女のこと

やっぱりどうしても 彼女のことが気にかかる。 嫉妬。裏切り。 シンプルなら簡単なのに。 でも、でも。。。 なんなんだ？ 私の気持ちはとっちらかってて、 玉入れみたいに ポンポン気持ちが飛び交っている。 きっと旦那っちにとって大切な人。 彼女も大切な旦那っちを失った。 どういう対象で見ていたんだろう... 続きをみる

センチメンタルな七夕

20年前の七夕、柳川へ行った。 竹中直人さんの「東京日和」を観て、 日本のベニスを見に行った。 まだ結婚する前、 彼氏だった旦那っちとふたりで。 七夕らしいことは特に何もしなかっけど、 その時に行った旅行は特別に感じる。 柳川の川下り。 たまたま二人きりで貸切状態だった。 それがさらに映画の世界を... 続きをみる

食べもの

旦那っちは美味しいものが好きだった。 そして、よく食べた。 食の好みは似ていた。 私は小食だから いっぱい食べる旦那っちが大好きだった。 見ていて気持ちがいい。 外食すると、 あれと、これと、それからこれと。。。 そんなに食べられるのかってくらい注文する。 私は少しずついろんなのが食べられるから ... 続きをみる

狭間

今私はまだ夢の中にいる感覚だ。 体がフワフワしている。 固い地面を歩いているはずなのに、 沈みそうなぬかるみを歩いているみたいだ。 足元だけが重い。 現実と向こうの狭間でユラユラしてて、 いつでもあっち側にいけるんじゃないかって 思ってる。 なんだか今いる現実がよくわからない。 仕事もできる。 子... 続きをみる

ベルギー戦

日本サッカーこんなに成長したよ。 旦那っち悔しいね。 でも誇らしいね。 惜しかったね。 世界トップレベルにここまで出来たよ。 魂見えたよね。 まだまだ進化の過程だね。 生きてる間に日本の歴史変わるのかって、 楽しみにしてた。 旦那っちは叶わなかったけど、 私が後何回W杯観れるかわからないけど、 い... 続きをみる

霊視

自分に迷いがあると 何かにすがりたくなる。 今まで占いとかには興味なかったが、 紹介してもらった。 どうしても彼の言葉が聞きたくて。 私は一人でアパートの一室へ行った。 旦那のことを聞きたいとだけ伝えると、 ん？旦那さんいらっしゃいませんね。 どうされました？ と言ってきた。 私は旦那っちの名前と... 続きをみる

桜咲いたよ

今年の桜は早かった。 なかなか一緒に出かけられないから、 今のマンションに引っ越す時、 窓から桜が見えるこの部屋に決めた。 毎年お花見ができるねって。 この桜と一緒に姫は成長していくんだね。 そう言ってた。 なのに1回しか見れなかった。 姫の入学式しか。 なにしてんの。。。 寂しいよ。 逢いたくて... 続きをみる

いろんな顔

義妹が遊びに来た。 義妹にはいろいろ助けてもらっている。 義妹もショックをとても受けていた。 たまに旦那っちと飲みにも行っていたし、 飲むと記憶がなくなる旦那っちに 相談もしていたらしい。 忘れてくれて助かってたようだ。 本当になんだったんだ。 あんなのないよね。 突然いなくなって。 私と義妹は王... 続きをみる

親友

あの日。。。 真っ先に顔が浮かんだ。 最も信頼している友だち。 彼女は高校からの付き合いで、 今は地方に住んでいる。 遠く離れていても、 いっぱい言葉を送ってくれた。 上手く話せない私の気持ちをわかってくれて 寄り添ってくれた。 高校時代、 彼女も大切な人を亡くした。 死について何一つわからなかっ... 続きをみる

2：2だったのに

王子のスーツを新調しに出かけた。 大学入学式のスーツ。 姫も連れて3人で。 この面子で出かけるのは 結構レアケースだ。 男同士、女同士で 話すことが多かった。 2：2で。 王子と旦那っちは友だちみたいだった。 精神年齢が高い王子と 精神年齢が低い旦那っち。笑 好きだったなぁ、あの関係。 お店に入る... 続きをみる

生きる意味

どうして旦那っちだったんだろう？ なんで私じゃなかったんだろう？ 私だったらどうなっていたんだろう。。。 旦那っちと子ども達が残されたら、 きっとこの家はこんなに明るくない。 いつも家にいない父親がいなくなるのと、 いつも家にいる母親がいなくなるのとでは、 大きな違いがある。 そして姫のショックは... 続きをみる

のまれる

3月も半ば。 会社は繁忙期に入りバタバタして、 誰もが自分のことで精一杯。 今の私にはそんな状況がありがたかった。 私のことなんて誰も気にしていないと思えたからだ。 無理はしないで出来ることをしよう。 そう思いながら仕事をしていた。 だいぶトイレにこもることも少なくなった。 気を張っているせいか ... 続きをみる

セネガル戦

旦那っち見た見たーー？ 現地で見てた？笑 王子バカなんだよ。 見てないで先輩とラジオで 聞いてたんだって。 日本スゴかったね！ 勝てたゲームだったかもしれないけど、 よかったよ。 自分達のやるべきことが分かってた。 バランスが良くて、 縦パス含む早いパス回しが出来てた。 あんなバカデカい相手なのに... 続きをみる

恐怖

王子が高校卒業した。 思い描く高校生活ではなかったようだ。 3年間よく頑張りました。 旦那っちお祝いどうするの？ 王子は休みに入って友達とスノボに出掛けた。 気を付けてね。 夜行バスで行って、 今から乗るよってラインきてから、 連絡がない。 心配で仕方がない。 過剰に不安感が押し寄せる。 連絡しな... 続きをみる

やってまった

なんだよ。 ライン消えてないじゃん！ また見ちゃったじゃん！ もうバカじゃん私！怒 知り合いの連絡先が知りたくて 旦那っちの携帯をいじった。 消したはずの履歴が消えていなかった。 ライン消す前に解約しちゃった。。。 バカだ私。。。 引き取ってもらいに持って行ったら、 個人情報消してから来てください... 続きをみる

四十九日

四十九日はお彼岸と重なり、 前倒しとなってしまった。 納骨も一緒だ。 お寺は改装されたばかりで立派になっていた。 綺麗なお寺で一番乗りの旦那っち。 お経を聞いている間、 みんな目を凝らして旦那っちを探していた。笑 墓石を動かすと、 ご先祖様がたくさん眠っていた。 私もここに入るのかな。。。 俺が死... 続きをみる

届かない手紙

海を後にして、 フラフラ歩いた。 なんだかぼーっとしてたら、 道がわからなくなった。 ここどこだ？ 方向音痴の私は、 地図が見れない。 いつも旦那っち任せだった。 そのくせ、旦那っちが迷うと、 チッと思っていた。ヒドい笑 お店が見えた。 オシャレなお店。 お腹が空いたから入ることにした。 見覚えの... 続きをみる

海からの贈り物

2時間位いたかな。。。 ひがみ、妬みしか出てこない。 情けない。 愛されてた自信もない。 それだけが救いだったのに、 信じられなくなってしまった。 ホント。。。もろい。。。 弱い私。 昨日、旦那っちの携帯充電したら、 また見てしまった。 私が持っている限り、 何度も見てしまうだろう。 消したかった... 続きをみる

旦那に失恋

波音去って季節はうつろうか 二人の海も引き潮のようさ 夢のかけらを拾い集めて ジグゾー・パズルを元に戻そうか 気遣うように感じたフリして あなたにとってそれも愛なのか このまま二人で寄り添うだけなら 駄目な男と女になるから 誰にも負けない愛情であなたを守るために 幸せのドアも想い出の窓も 鍵をかけ... 続きをみる

一人だけどふたりでデート

ひな祭り 姫お祝いしなくてごめんね。 私を一人にさせてください。 どうしても海に行きたかった。 納骨前に旦那っちと二人になりたかった。 王子に海に行ってくると言ったら、 オレも行きたいと言った。 「二人きりにさせてよ」というと、 「分かってるよ」と言ってくれました。 夏じゃない海。 寒くてすぐに帰... 続きをみる

父の日

忘れてました。笑 姫と２人で公園にいました。 家族連れが少ない、 若者が集うエリアでなわとび。 100回跳んだだけで疲れました。笑 姫はまだゆっくり跳びしかできません。 そして自転車にも乗れません。 運動が苦手でビビりなため、 なかなか上手くならないし、 気にしていない様子。 姫のことを溺愛してい... 続きをみる

混乱

葬儀？ 同じ場所。。。 姫に言えない。 お別れに行けないよ。。。 ごめんね。 あんなに仲良くしてもらったのに。 本当は行きたいけど、 向き合う勇気はない。 姫と重なる。。。 旦那っちと重なる。。。 大切な二人を失う感覚になる。 あぁ。。。 苦しい。 ○○ちゃんママに お悔やみのラインを送った。 う... 続きをみる

追いうち

あの日から3週間も経たないある日。 ラインがまわってきた。 ？？？ うそだ。 ウソだよ。。。 それは、 姫の友だちが亡くなったという 訃報だった。。。

私のせい

私があの日、電話していれば。 どこにいるの？ってラインしていたら。 早く帰ってきてと伝えていれば。 ご飯食べに行こうと誘っていれば。 出かける旦那っちを引き止めていれば。 リビングで寝ている旦那っちに 一緒に寝ようと誘っていれば。 何も言わずに抱きしめていれば。 いつも笑顔で話しかけていれば。 怒... 続きをみる

嫁姑

私は結婚することが出来た。 結婚は本人同士だけのものではない。 「家族と家族」が大きく関わってくる。 今まで上手くやって来れたのは、 姑が旦那っちのお母さんだったからだ。 優しくていつも味方になってくれた。 スープの冷めない距離に住んでいて、 とてもお世話になってきた。 今もたくさん助けてもらって... 続きをみる

削られていく

世帯主が亡くなると 手続きが山のようにある。 社会と繋がっている証だが、 いなくなれば 存在を消す作業が待っている。 頭が回らない中、 死にました。 という書類を何枚も書かされる。 死亡。 事故死。 配偶者なし。 何度も何度も。 容赦ない。 くそっ て毒づきながら、 泣きながら書く。 心が削られて... 続きをみる

霊感求む

私はとても怖がりだ。 霊的な話は好きだけど苦手。 私に似たのか王子も姫も 極度に嫌う。 霊感なんて１ミリもない。 でも今は霊感が欲しい。 見えるようになりたいと 本気で願っている。 王子も同じように言っていた。 あれほど苦手なのに。 とにかく何でもいいから 旦那っちを感じたかった。 夜中に目を凝ら... 続きをみる

嫉み

いいよね。 大切な人が側にいて。 変わらない日常があって、 何気ない幸せがあって、 普通に笑えて。 こんな辛いことわからないよね。 想像なんて出来ないし、したくないで、 それで終わりだよね。 何で私がこんな思いしなきゃならないんだろう。 何でうちの旦那っちが？ なんでうちなの？ なんで私ばっかり、... 続きをみる

面影

会社帰りに買い物に行った。 いつものスーパー。 ぴょこりんさーん。 旦那っちに呼ばれる。 姫と一緒にあーだこーだと お菓子を物色している。 どこを見ても旦那っちが見える。 自転車で帰る時も。 私の後ろに乗っている姫に負けないように、 猛スピードで先を走る旦那っち。 姫は「早く！早く！」と必至だった... 続きをみる

地獄の入口

朝か。。。 やっぱりあれは本当だったんだ。。。 泣きながら起きる朝。 目なんか覚めなければいいのに。。。 姫は今日から学校。 なんでお休みしてたの？とお友達に聞かれて、 姫に答えさせるのはどうかと思ったので、 担任からみんなに話をしてもらっていた。 大好きな学校に行けると嬉しそうだ。 パパ行ってき... 続きをみる

4回目の月命日

今日は月命日。 あの日からはじめて 月命日に向き合ってみる。 遺影とちゃんと目をあわせてみた。 改めるとけっこう厳しいな。。。 今までお線香はあげるけど、 目はあわせられなかった。 かける言葉は。。。あまり変わらない。 いつ帰ってくるの。。。？ あの日から4ヶ月。 やっと人の目を見て話が出来るよう... 続きをみる

もはや死んだことよりも

あーーー、ザワザワする。 あんなもん見たから、 ザワつく。ムカつく。気になる。 誰にも言えない。 本人にも聞けない。 やり場のない思い。 死んだ＜疑惑 私は完全にこうなってしまった。 だって疑惑の人は葬儀に来ていたから。。。

いらないおきみやげ

旦那っちの携帯。 ある人とのラインを見てしまった。 えっ？ 携帯を見ていいことはないって、 私も例外ではなかった。 携帯パスワード解除しなければよかった。 見なければよかった。。。 後悔しても、もう遅い。 はじめわからなかった。 途中から嫌な予感がした。 でも、もう止まらなくなって、 長いやり取り... 続きをみる

今は何の時間だろう

朝、王子が学校へ行くと出かけていった。 私の両親は母の体調のこともあり、 帰って行った。 人が入れ替わり立ち替わり、 せわしなかった1週間。 あれ。。。？ みんないなくなった。 寂しいようなほっとしたような。 旦那っちと二人でまだ泣けていない。 静かに二人きりで過ごしたい。。。 あれもしてあげれば... 続きをみる

告別式

今日は旦那っちを見ていられる最後の日。 朝、着いて旦那っちにおはようを言いに行ったら、ちょっと笑っていた。 義妹と義弟3人での宴、楽しかったんだね。 式が始まる前、緊張してきた。 喪主として私は挨拶があるからね。 告別式は前職場の女の子達も来てくれていた。家にみんなが作ってくれたアルバムがあったの... 続きをみる

お通夜

会場へ向かった。 棺に入った旦那っち。 棺の大きさは調度よかった。 王子が父さんは閉所恐怖症だから、大きい棺にすると言ってこの大きさになった。 王子ありがとね。 立派な祭壇だった。 白と紫が基調となって花が飾られていた。 王子が昨年撮った写真が飾られていた。 笑っている旦那っちの写真は少ない。 王... 続きをみる

出家

今日、旦那っちはこの家を出て行きます。 みんなも集まるから、 家族でいられるのはあと少しだけ。。。 姫の前でキスをした。 パパとママのキスだよ。 姫は冷たいパパにチューすることはできなかった。 旦那っちの唇は冷たかったけど、 柔らかかった。 今日は私の両親が来る。 落ち着かない。 父と母の顔を見た... 続きをみる

隣で寝られる最後の日

今は夢の中なのか、現実なのか。 病院から電話がかかってきたのが、昨日のことのようにも感じるし、ずーっと前のことのようにも感じる。 時間の概念がない世界。 時間の流れ方が、私たちだけ違う。 旦那っちと一緒にいられる最後の日。 急に襲ってくる行き場のない思い。 何でこんなことになったの？ 私のせい？ ... 続きをみる

こんなときに誕生日

母さん誕生日だね。また歳とったね。 王子が気づいて言ってくれた。 これから私だけが歳をとっていく。。。 王子は大学受験の真っ最中だった。 そんな中でこんな事態。 この日、センター試験の発表だった。 ダメだった。。。あーそうか。 一般で受かってればいいなと思っていたら、 あれ？あれ？って王子。 一般... 続きをみる

眠ったままの旦那っち

明るくなって旦那っちの顔を見たら、 穏やかな顔になっていた。 やっと帰ってこれて、 一緒に眠れて安心したのかもね。 この日、私は比較的穏やかな気持ちで、 朝から王子と姫と三人で 枕団子とご飯の用意をしました。 お団子は六道へ行く旅のおとも。 私が説明書きをよく読んでいなかったため、 かなり小さなお... 続きをみる

帰ってきた

事故の次の日。 朝になってしまった。。。 警察へ引き取りに行った。 時間を指定されたのに永遠待たされる。 なんなのこの時間。 検視が終わり、簡単な説明がなされ、何か書類にサインをして終わった。 葬儀屋さんに言われた。 頭の損傷が大きいので、そのままお家に帰るのはちょっと。。。 私もそんな姿見たくな... 続きをみる

完全に二重人格

あーしんど。 死別ブログを覗かせていただいて、 自分も吐き出せる場所、心の中を整理する場所が欲しくてブログを始めることにしました。 少しは気持ちが安定するのかなぁと思って。 なのに。。。 律儀にあの日から始めたもんだから、 情緒不安定に。。。 アホやな。。。 少し考えれば、わかることなのに。 また... 続きをみる

長い一日がやっと終わる

すぐに家には連れて帰れなかった。 検視が終わらないと帰れないらしい。 明日の朝、警察へ迎えに行くことになった。 旦那の実家に葬儀屋さんが来た。 「どんどん決めなきゃいけないの。 　そういうものなのよ。」 病院で一番泣いていた義母は言った。 葬儀？ 誰の？ 頭がはたらかない。 よくわからないまま話が... 続きをみる

長い一日～親子の会話

警察が来た。 王子には一緒にいてもらった。 事故だった。 頭を打った。 頭蓋骨が割れるほど。。。 だから、痛みは感じなかったと思う。 一瞬の出来事で 本人もわからなかったんじゃないかな。。。 話が終わると小さな待合室で 王子と２人きりになった。 王子「なんか肩重い」 私「○○くん乗ってんじゃない？... 続きをみる

長い一日～青天の霹靂

姫(娘)を呼ばなきゃ。 パパに会わせてあげなきゃ。 連れてきてもらうよう頼んだ。 旦那っちの胸に顔を寄せた。 旦那っちの匂いはしなかった。 薬の匂いがした。 頭以外はどこも怪我をしていなかった。 体の下に敷いているシーツが赤く染まっていた。 この状態で姫に会わせることはできない。 キレイにしてもら... 続きをみる

長い一日～よく見るドラマのワンシーン

病院には義父母と王子(息子)が 私を待っていた。 主治医が出てきた。 「脳の損傷が大きく、 　施しようが有りません」 ？？？？？ え？ 「最後に会われますか？」 最後？ どういうこと？ 嫌だ。 最後なんて嫌。 義母に支えてもらいながら中に入った。 頭に包帯ぐるぐる巻かれた旦那っちが そこにいた。 ... 続きをみる

長い一日のはじまり

2018年2月。 私はいつものように出社した。 しばらくすると携帯が鳴った。 見覚えのない電話番号から。 「旦那さんが意識不明で運ばれました。 　すぐに来てください。」 ？？？？？ 意識不明？ 誰が？ 病院？ どこに行けばいいの？ わけわかんない。 不安で泣きながら家族に電話して、 タクシーにとび... 続きをみる

自己紹介

はじめまして。 ぴょこりんと申します。 家族は パパ　5年前44才で星になりました⭐️ 私48才　死別シングルマザー 息子23才　彼女と同棲中 娘12才　パパがいなくなった後、軽度知的障害発覚 死別してブログを始めました。 人生の上り坂、下り坂、まさかを綴っています。 夫との死別、実父の死、実母の... 続きをみる